生きた証・番外編

□そして
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それからの日々は
私を孤独にしていった。


ことあるごとに囁かれる
【まみだったら…】

その言葉は私の心に
突き刺さり傷をつけていく…


やはり敵わないんだなあ

そんなことを痛感する日々



そして…

彼が
この世を去る日が来た…

彼の遺品から
まみ姉にあてた手紙が出てきた。


彼は…

まみ姉を


愛していたのだろう…

息を引き取る瞬間に
彼は何を思い…誰を呼んだのだろうか…


私の中で何かが

音を立てて

崩れていつた。
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