殿の寝室

□不治の病(惇×操)※
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「それはこちらの台詞だ。何を朝から盛っておる」
「まだ夜だ」

夏侯惇は寝ぼけたような声で答え、右手を谷間へ滑らせた。

「っ!?」

昨夜――正確には数時間前だが――愛しあった場所は、未だ暖かくぬかるんでいる。
夏侯惇は、そこへ指を遠慮なく挿し込み、ゆっくりと掻き混ぜる。

「んっ……ちょっ……」

曹操は身をすくませた。

逃げようと上半身をあげると、夏侯惇の胸が背中を押し潰す。
左腕を回し、肩に口付け、抱きしめる。

「んっ……元譲……」
「欲しくなったか?」
「違、ぅっ!」

敏感な箇所を指で弄られ、曹操は息を詰まらせた。
夏侯惇は笑いながら、首筋を啄む。

「孟徳、いいだろ……」

応えを待たず、夏侯惇は熱を孕んだ雄を曹操の菊壷に埋め込んだ。

「ぁっ!ふぅっ……!」

愛し合い、ぬかるんだそこは、夏侯惇を抵抗なく迎え入れた。
侵入した熱に、曹操は額を敷布にこすりつけ喘いだ。

「はあぁ……最高だ……」

夏侯惇は至福の吐息をこぼし、曹操を両腕で抱きしめる。
ぴったりと肌を合わせ、乱れた髪に鼻を埋め、曹操の香りを深く嗅ぐ。

そして緩やかに腰を揺り動かす。

「はぁ……すごく、いぃ……」
「あぁっ……元譲っ……」

緩やかに押し寄せる快感の波に、曹操はたまらず枕にしがみつく。
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