過去編

□紅蓮
1ページ/1ページ

俺の過去なんて話しても面白くないぞ?
……ききたいならいいぜ?聞かせてやるよ。
2月4日、8匹の兄弟達と産まれた。もともと俺の母さんは野良猫だったから、俺等も必然的に野良猫になる。
一番目の兄さんはすぐに人間に拾われた。
二番目の姉さんも人間に拾われた
三番目の姉さんは体力がなくて死んじゃった
四番目の兄さんは立派に成長した
五番目の兄さんは俺の目を見て気味悪がり逃げた
六番目の兄さんは生まれてすぐに死んだ。流産に近かったそうだ
七番目の姉さんは優しくて、俺の事も守ってくれた
八番目の俺は……みんなと違う目をもって、人間になれて…
母さんに安易に人間にならないようにしかられた……何度も何度も叱られた。その度に七番目の姉さんは大丈夫、と声をかけて優しく嘗めてくれた…
近所のボスが父さんだった。父さんは俺たちを守ってくれた。でも、俺の目を見ると豹変して俺を殺そうとした。母さんがいつも守ってくれた。
成長も遅かった。
けど、みんな守ってくれた……確かに逃げたやつもいた。
…拾われたこと、感謝してる‥このまま母さん達に迷惑かけ続けられないからね。
……これからもよろしくな♪

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ