彼女の愛で方
□Lesson16
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「いいねその顔。ますます俺、君に夢中になりそうだよ」
名無しの液で汚れてしまった指を綺麗に舐め取った千石は自分もズボンと下着を下ろしまだヒクつきを見せる蜜口に自身をあてがった。
『だっ…駄目清純君!』
「どうして?一緒に気持ち良くなろうよ名無しちゃん」
腰を引こうとする名無しの腰を逃げられないようガッチリと掴んだ千石はゆっくりと熱い塊を中に埋め込ませていきその気持ち良さに身を震わせてしまった。
「ん…はは、やだって言ってるけど俺のをどんどん奥に導いちゃってるの名無しちゃんじゃない。素直じゃないなぁ」
『あ…ううっ…』
「ね、このままじっくり君を感じてたいけど案外俺余裕ないみたいだから動かすね」
本当に余裕がないのか千石は名無しを後ろから抱き締めたながら浅い所や奥深い所にリズム良く腰を打ち付けていった。
『ふあっ!あ…き…清純く…んんっ』
「はぁっ…気持ちいよ名無しちゃん。ねえ、もっと俺が欲しいって言ってよ名無しちゃん」
『あうっ…!』
「俺ね…んっ…こんななりでこんな性格してるけど…はっ…名無しちゃんの事は本当に本気なんだよ。君を誰にも渡したくないんだ」
「へえ。千石でも女の子に本気になるなんてあったんだ」
『しゅっ…周ちゃ…』
いつの間にそこに居たのかドアに寄り掛かりながら不二がそこに立っており名無しは顔を真っ青にさせてしまった。
「邪魔…しないでくれないかな不二君」
「邪魔はしないよ。しないけど僕も楽しませてよ」
不二はにこにこと笑いながら名無しの顔が見える位置に移動しベッドに腰を下ろし頬を紅潮させる名無しを満足そうに見下ろした。
「いいね名無し。とても可愛い顔してる」
『あ…周ちゃ…』
「言ったじゃない。僕は他の人に愛でられる君を見てみたいって」
「何それ。悪趣味過ぎじゃない?」
「クスッ…そうだね。僕もそう思うけどそれは名無しも了承してる事だし君にどうこう言われる覚えはないよ。ね?名無し」
愛しそうに自分の頬を撫でる不二に名無しは何も言えなくなってしまい無言のままコクリと頷いた。
「こんな奴が彼氏だなんて名無しちゃん可哀想に…ねえ、このまま俺だけの物になっちゃえばいいよ」
「ああ、それは駄目だよ千石。名無しの体はあげられても心まではあげられない。心は僕だけの物だからね」
そう言いながら名無しにキスを落とす不二に千石は納得がいかないといわんばかりに顔をムッとさせ荒々しく塊を一気に奥まで埋め込ませた。
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