彼女の愛で方
□Lesson17
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――side nanashi
ブン太と別れたあと私は部屋に戻りベッドに寝転んだ。
『疲れた…今日は1日の内で色々ありすぎだよ』
跡部さんに犯され好きだって言われて清純君ともそういう関係になって好きだって言われて極めつけはブン太とお風呂場であんな事…
私は周ちゃんが1番好きなの。
だからその大好きな周ちゃんが私が他の人に抱かれて喜んでくれるのなら私はそれでいいって思ってるけどこんなのって普通の人からしてみればよくない事だよね。
『私ももしかしてかなり歪んだ愛情の持ち主なのかな。じゃなきゃきっとこういうの耐えられないだろうし』
でも周ちゃんには言えていない事がある。跡部さんや清純君、そしてブン太にされてしまった時に好きだと囁かれた瞬間周ちゃんとはまた別の“愛しい”っていう感情が出てきちゃったんだ。
周ちゃんは大好きで心から愛してるって言える。
けどあの3人に対しての愛しいはそれとは違う。
この違いって一体なんなのかなぁ。
『…それに周ちゃんに見られながらした時私…凄く感じちゃってたかもしれない』
私が清純君としている時の周ちゃんのあの目が堪らなく好き…かもしれない。
何を考えているか分からないけれどあの目で見つめられて私が他の人に抱かれているのにも関わらず意地悪な事を言う周ちゃんに私はドキドキしてしまっていたのも事実で。
『あっ…』
その時の事を思い出した瞬間下腹部が熱くなってきてしまい私は戸惑いながらパジャマのズボンの中に手を滑り込ませ少しだけ濡れてしまっているそこに指を挿入させた。
『んっ…あ…』
私って何ていやらしい女だったんだろう。周ちゃんのあの意地悪な顔を思い出すだけでこんなにしちゃうなんて…
こんな所見られたら絶対周ちゃんに嫌われちゃう。
この行為が止まらなくなってしまった私は声を必死に押し殺しながら突起を弄り指を激しく出し入れさせ絶頂を迎えようとしていた。
「ねえ名無し戻ってる?」
『しゅっ…周ちゃ…』
「何…してるの?」
自分のあられのない姿をよりにもよって大好きな周ちゃんに見られてしまった私は目を見張ったまま固まってしまった。
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