short sleep

□愛していますよ
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「名無しさんさん」



『あれ、柳生君どうしたの?』



夕暮れ時の教室。
日誌を書き終え、名無しさんが帰り支度をしているとそこにいつもなら部活をしているであろう柳生比呂士の姿があった。



「……」



『お〜い?』



「名無しさんさん!」



『はっはい』




柳生はツカツカと名無しさんの側に寄り、その手をギュッと握り締める。













「名無しさん名無しさんさん。私は貴女が好きです…結婚を前提にお付き合いして頂けませんか?」

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