☆長編☆

□☆8話☆
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次の日…


「ミキちゃんもう大丈夫なのかい?」

「はい♪ご迷惑をおかけしました…」

「今日は簡単な仕事やってもらおうかね」

「はい♪」

『井上さん、頼まれてたやつ買ってきました♪』

そこへ咲莱が入ってきた。

「ご苦労様♪」

「井上さん…こちらの方は?」

「あぁ…ミキちゃんは初めてだったね。ミキちゃんがいない間、手伝いに来てくれてる咲莱ちゃん」

『初めまして。海葉咲莱です』

咲莱は挨拶をした。

「初めまして。ミキです」

「あっ…咲莱ちゃん、副長さんが探してたよ?」

『土方さんが?…なんだろ…』

「『なんだろ』じゃね〜…」

『わぁ!!』

「そんな驚くか?つ〜か…頼んでおいたの買ってきたか?」

『何か頼まれてましたっけ?』

「…おぃ…」

『忘れてませんて♪これでしょ?』

咲莱は買い物袋から煙草を取り出した。

『てか吸いすぎなんですけど…』

「うるせ〜よ…」

「喧嘩しないの♪咲莱ちゃん、局長さんにお茶もっていってくれる?」

井上が仲裁に入り、咲莱にお茶の乗ったお盆を差し出した。

『はい♪』

咲莱はそれを受け取り、調理室を出ていった。

「副長さんも咲莱ちゃんが可愛いからってあんまりいじめちゃだめだよ(笑)」

井上は土方にだけ聞こえるよう話した。

「そんなつもりはね〜よ…」

土方はバツが悪そうに頭をかいた。

「土方さんお久しぶりです♪」

「あぁ?」

土方が振り向くとニコニコと笑っているミキの姿が…

「今日からまた仕事に戻るんで、よろしくお願いします♪」

ミキはニコっと笑った。

「あぁ…」

土方は素っ気なく返事をすると、その場を去った。

「ミキちゃん、この野菜洗ってくれるかい?」

「はーい!」

ミキは返事をすると仕事にとりかかった。




その日の夜…


「咲莱ちゃん、あとは任せてもいいかい?」

『はい♪大丈夫です』

「じゃあよろしくね」

井上達は調理室を出ていった。

『土方さん…今日も遅いのかな…』

咲莱は時計を見た。

〜♪〜♪

その時、咲莱の携帯が鳴った。

『土方さん?』

携帯を確認すると、土方からのメールだった。

『「片付けが終わったらいつもの店に来い」…早く終わらせよ!!』

咲莱は急いで片づけを終わらせた。
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