七つの大罪

□息
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-king side-


君にもう一度会うことができて
オイラは嬉しくて仕方ないんだ。

君は覚えているはずないけれど

オイラはいつまでも忘れない。

ずっと君を想い続けるよ。



「キング…。ボク今日なんだか心細くって。
一緒に寝てもいい?」

マーリンからもらった薬をわざわざ飲んできたみたいで

パジャマの裾をぎゅっと握って

まっすぐにオイラを見て聞いてきたディアンヌは

本当にかわいい。


でも、どうしてオイラと…?


「ディアンヌ、団長の部屋はあっちだよ?」


一瞬驚いた顔をしたディアンヌだったけれど

すぐ元の顔に戻り

「だ、団長の部屋にはエリザベスがいるでしょ?




やっぱりだめかなぁ…?」



なんだか泣きそうになっているディアンヌの腕をくいっと引っ張って部屋に招きいれた。


「今日はバンが酔いつぶれて部屋に戻って来ないみたいだし、バンのベットで寝たらいいよ」


…まただ。
また少し泣きそうな顔をする。


お願いだからそんな顔しないでよ。


「君がいいならオイラの横で寝てもいいからさ…」


!!!???

しまった。
思ってた事をそのまま口に出してしまった。


顔が熱い。

恥ずかしくてディアンヌの顔を見れなくて
うつむいてしまう。


タタタ、とオイラに駆け寄る足音に驚いて
顔を上げると
息がかかってしまいそうな距離にいた。


「うん!!!」

いつもの笑顔で答えた彼女に

安心と嬉しさで微笑み返した。








After


ぎゅっ

オイラのパジャマをディアンヌが握って

額も背中に引っ付いている。


こんな状態ではドキドキして


(寝れない!!!!)



END
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