みじかいの

□聖夜と詩人と鬼と
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桜を呼んで相談してみるといいですよと返事が返ってきた。

シューベルトさんに会いに行かないとな…。
そう思い、僕は廊下を歩いた。
たしか彼の部屋は僕の近くだったはずだ。

彼の部屋の付近まで来るとちょうど彼が部屋に入るところだった。


「シューベルトさん。」

「あぁ、椿さん。どうかしましたか?」


あぁ、良かった魔王さんじゃない。


「12/24にクリスマスパーティーっぽいものを開いて、いつも戦ってくれる皆を労おうと思っているのですが、少し協力して欲しいことがあるんです。」

「僕に出来ることなら、喜んでお引き受けしますよ。」

「本当ですか?実は…」


僕は彼に歌のことを話した。
一緒に歌って欲しいということも。
シューベルトさんは戸惑っていたが、すっと引き受けてくれた。
彼は優しい。

夜に桜を交えて打ち合わせをする事になった。
何を歌うかを決めて、さらっと合わせをしたいそうだ。

夜には賛美歌などの楽譜を持っていかないとな…。
どの様な賛美歌があっただろうか…?
部屋に行ってきちんと確認しないとなと思った。
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