短編１
□本当はずっと大好きだよ
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里英side
「なこー」
「あ、なつちゃん、つなちゃん！」
「あいちゃーーんっ」
久しぶりの48Gでの大きなコンサート。
そして北原にとって初めてのNGT48での参加。
久々に聞く彼女の莉乃ちゃんの声。今日も元気そう。
...北原はもちろんのこと呼ばれない。
最近ずっとこうなんだ、メールも電話もしてない。
だからね、北原は今からゆうんだ。
莉乃ちゃんのことは大好きだよ？
今でも多分これからもずっと...
でもねあっちは博多でこっちは新潟。
なめてんのってくらいの遠距離になる北原たち。
それに最近の倦怠期。
北原ももう嫌なんだ。嫉妬して、悲しむの。
それに莉乃ちゃんのこと、もう北原は新潟行くから守れない。
ましてHKTで彼女を作りそうな莉乃ちゃんの邪魔はできない。北原が悩みに悩んで出した結論。
莉乃ちゃんと別れる。
ほんとは嫌だ、すっごく嫌だ。
だけどね、北原たちはすれ違いすぎてるんだ。莉乃ちゃんのこと幸せにできないし、守れない。
だから北原から別れを告げるよ。
「莉乃ちゃん...っ」
「ん？あ、北原じゃん！久々！なしたの？」
...最近ずっと北原呼びだね...
「ちょっと話したいことあって」
「あ、うん、廊下いく？」
「可能かな？」
「全然大丈夫だよ！！」
「ありがと」
こうして北原の後ろをついてくる莉乃ちゃん。
ばいばい恋人の莉乃ちゃん...