短編1

□責任とってよ
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※閲覧注意
さしゆう、別れ話です。

莉乃side
愛してた。大好きだった。
この人とずっと一緒にいよう。
そうふたりで誓ったよね?
でもなんで?なのにどうしてなの?

ねえなんでなの?
「指原ごめん。別れようバイバイ。」

「やです...優子ちゃ...うぇっ」

「指原より大切にしたい人ができたの」

そうやって指原をひとりで置いて出ていった優子ちゃん。

愛し合ってたはずだった。
どこで間違ったの?
指原の何がいけなかったの?
何もわかんないまま。

まだあなたを好きなまま...

おそろいの歯ブラシ。マグカップ。部屋着。
何もかもがあなたといた時のまま。

ねえ教えてよ。

"あははは...にゃんにゃんやっぱすき"

"は、はるなもすきだし..."

"わ、にゃんにゃんがでれたかわい"

ねえ。優子ちゃんの隣は指原だけなんじゃなかったの?
なんでこじはるさんなの?

指原のこと激しく抱いてよ。好きって言ってよ。
ねえ優子ちゃん。愛してるよ。

あなたのせいで指原の時は止まったまま...
壊れた古時計みたいに1ミリも動かないよ。

だってあなたを忘れられない。
ねえあなたのせいで指原こんなに狂っちゃった。
責任とってよ。

気付いたらナイフ片手に家を飛び出していた。

end
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