夢小説(N長編)
□休暇
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今日は午前中に映画の撮影と雑誌の取材が終わり、午後は久しぶりのオフ!
同じく取材を終えたカズくんが私に問いかける。
「優芽はこの後オフでしたよね?」
さすが、人のスケジュールまでよく覚えている。
「そうなの、久しぶりのオフ〜!カズくんは?」
「俺はこれから一人でアルバム曲作りと歌入れ。優芽は何すんの?」
「夕食は久しぶりに友達と約束できたの!それまでは暇だからショッピングでも行こうかなって」
いいですね〜、なんて言いながらカズくんはバッグの中から楽譜を見つけ出し、鼻歌を歌い始めた。
「アルバム楽しみにしてるね。じゃあ、行ってきます」
「お疲れさーん。気をつけてね」
楽譜を見たままなのに、優しい一言。
知れば知るほど、いろんな面を見せてくれる人だ。