夢小説(N長編)

□CALLA
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アルバムのソロ曲歌入れも順調に進み、次は嵐全員揃ってのVS嵐の収録。
……そうか。あれからもう一週間経ったのか。


早めに楽屋入りしてソファに寝転がり、鞄からゲーム機を取り出そうとする。
が、それと同時に足音が近づいてくるのを感じた。

「おはよう、ニノ」
「ねーニノ聞いて!今日すごい偶然があったんだって!」

松潤と、相葉さん。


「おはよーございます。なに。偶然って」
多分聞き流すことになるだろうけど、収録の小ネタになるかもしれない。聞こうじゃないの。

「今日車で、表参道通りかかったらさぁ!誰に会ったと思う?!」

さぁ。ジャニーズの先輩とか?



「なんと優芽ちゃん!いやー、美人さんは目立つよね!」

なんですって?昼に俺が送り出した後に相葉さんに会ったの?

「へー。撮影かなんかしてたの?」

鏡に向かってヘアセットを始めようとしていた松潤が、わざわざ相葉さんに向き直って訊いた。
なに?松潤まで優芽に興味アリ?

俺はあえて聞き役にまわることにして、ゲームの電源を入れた。

「オフで、買い物に来てたんだって!だからつい車に乗っけて都内ドライブしちゃった!」

は?

俺だってまだプライベートで会ったことないのに、何してくれちゃったわけ?

「相葉ちゃーん、写真撮られんなよ」
松潤もそう言いながら、表情に“ウラヤマシイ”が出ちゃってますよ。
あ。俺もかも。

ポーカーフェイスを作り直して、ゲームに集中してるフリ。
あー。相葉さんに松潤も、優芽に興味持っちゃって。
共演が裏目に出たな。
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