夢小説(N長編)

□嵐会
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moon riverの裏口をそっと開けると、小さな玄関のようになっていて、奥にいた男性が振り向いた。

「望月優芽ちゃん……!本当に来てくれたんすね!」

聞くと彼は相葉さんの同級生で、このお店の店長をしているということだった。嵐のプライベートを守るために裏口から個室へと直接案内してくれるらしく、それが彼らがこの店によく集まる理由らしい。

「優芽ちゃんに会えるなんて雅紀に感謝しねぇとな〜!あ、後でサインもらえますか?!」

予約している個室へと先導しながら彼は興奮気味に話す。彼女さんが私のドラマを好んで見てくれていると聞いて嬉しくなる。

「あ、でもいつ誰と来たかとかは彼女にも話さないんで!密会にもぜひ使って!」

と、名刺を渡してくれた。
嵐さんたちも、彼女との密会?にも使っているのかな?

なんだか寂しいような気持ちになり考えこんでいると、廊下の突き当たりの個室を店長がノックする。

「お客様がいらっしゃいました」
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