夢小説(N長編)

□再会
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2週間の撮影を終え、成田空港に到着した私たちは、フライト疲れを引きずりながら帰路についた。

「優芽、このまま自宅に直帰でいい?」
マネージャーに送ってもらえる私は楽させて貰って悪いな。

「ありがと。今日は私がコーヒー買って来るよ」
「いいの?じゃあ車回してくるからそこの出口で待ってて」

少し歩いたところにあるスターバックスを目指しながらスマホの機内モードを解除し、ラインやメッセージを確認する。
急ぎの連絡はなさそうだな。

あとは。
着信履歴を遡って、出発前に拗ねていた人へ、今回は一番に連絡。

「…………。出ない、か。」

撮影中かもしれないな。
折り返しがあるかもしれないし、少し待ってみよう。

マネージャー二人と自分の分のコーヒーを買い、車に乗り込む。
帰りの車の中、気になって何度も確認してしまうけど、私のスマホが鳴ることはなかった。
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