夢小説(N長編A)

□チーム
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カズくんを見送り、一度リビングのソファーに座る。
ほんの少し前まで嵐のみんなが賑やかにテレビを見ていたリビングも、今は静かだ。


付けっぱなしのテレビが流すニュースを眺めながら、昨日コンサートに行ってから今までのことを思い返してみる。


想いを確かめ合った後、離れがたくてカズくんの楽屋でしばらく無言で抱きしめあった。
流石に私は先にマンションへ帰ったけれど、カズくんが帰って来てから朝までずっと離れず過ごした。

煮え切らない関係でお互いに不自然に距離を作ってきた反動のように。



もちろん私だって同じ気持ち。
カズくんをずっと近くで感じていたかった。

でも、カズくんはそれよりも何かもっと……。
離れることを恐れているみたいで。


きっと、私がなかなか結論を出さなかったから不安にさせてしまったんだ。
一方で、そんなことを感じさせないくらい上機嫌で楽しそうでもあるんだけど。

これから一緒に過ごしていく中で、カズくんへ愛情や安心を返していくね。



「あ、私もそろそろ準備しないと」

一度自分の部屋に帰って着替えなくちゃ。
念のため迎えに来てくれるというマネージャーとの待ち合わせ時間が迫ってきていた。
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