夢小説(N長編)

□はじまり
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いつもは飄々としている二宮さんだけど、一度お芝居に入ると全くの別人。

「お前はそれでいいのかよ!!」

役に入りきった二宮さんに怒鳴られ、思わず肩を竦める。力強い眼差しに真っ直ぐ見つめられ、私の目が潤んでいくのを感じた。

「私だって……!私だってちゃんと考えて……!」

零れそうになる涙を拭わず、二宮さんを見つめ返して台詞を紡ぐ。
その途端、強く腕を引かれ、気が付くと二宮さんの胸に顔をうずめていた。

「南……俺には南が必要なんだよ……」






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