夢小説(N長編)

□CALLA
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収録が終わり、そっと楽屋を抜け出す。あらかた片付けも終わった、セットの隅。
23時27分。そろそろ友達との食事もお開きしましたかね。

さっきの相葉さんの話と松潤のリアクションを見て、ちょっと牽制しておきたい気分。


『もしもし、望月です』

「あー、もしもし優芽?もう家?」

「ううん、帰り道……どうしたんですか?」

あー。電話越しの声もいいね。目をつぶって堪能する。

「今日相葉さんに会ったって?」

少しドライブして、待ち合わせ場所の恵比寿に送ったって。
もう全部聞いたんだけどね。

『そうなんです、偶然!』

優芽の声が嬉しそうに弾む。あぁ。

「知らない男の車に乗っちゃいけませんよ」


やっちゃった。
ついイラッときて、強い口調。

『あ、でも、相葉さんだって、すぐに分かったし』

電話越しでも伝わってしまったようで、戸惑った優芽の声。
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