夢小説(N長編)
□嵐会
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個室の中には、大野さん、松本さん、相葉さん。
「お誘いありがとうございます」
と有りがちな挨拶をすると、口々に歓迎してくれた。
「来てくれてありがとーねっ!」
「ちゃんと翔さん執事スタイルで迎えに行った?」
「あ、ニノは今急いで向かってるってさっきメール来た」
「櫻井さんも、今、車停めに行ってくれてます」
勧められるがままに、広々とした掘りごたつに座りながら言った時、また扉が開いた。
「いやー、一番近い駐車場空いてて良かったわ。ニノとも店の前で会ってさ」
「みなさん今日は私のためにどーもどーも」
入ってきたのは、櫻井さんとカズくん。
カズくんはわざわざ相葉さんを押し退けるようにして私の隣の席についた。
「ちょっとニノ!狭い!」
「二宮くんと優芽ちゃんを囲む会だろ!主役なの俺!」
「いやどう考えても主役は優芽ちゃんだろ」
松本さんのツッコミが入っても場所の取り合いを続ける二人。
櫻井さんが仕切って乾杯の音頭を取る。
「えー、それでは二宮くんと優芽ちゃんのクランクアップを祝い、また映画の大盛況を願いまして!そして優芽ちゃんようこそ嵐会へ!乾杯!」