夢小説（N長編②）
□チーム
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「あの……今回は、ご迷惑をおかけして申し訳ありません！！」
事務所の会議室の机に全員が座るなり、私は声を上げた。
集まったのは、2人のマネージャー、チーフマネージャー、事務所の社長。
ヘアメイク担当のあゆみちゃん。
みんなの視線を感じながら頭を下げる。
「優芽……今朝のニュースは？」
社長が静かな声で問いかける。
「はい。見ました。あんな、事務所からのコメントまで出すようなことになって……」
「事務所からのコメントは、“プライベートは本人達に任せております。温かくお見守りください”だったろ？」
思いがけない言葉に顔を上げる。
「え……？」
ニュースに驚いて確認していなかったけど、てっきり“親しい友人の一人と聞いています”なんてコメントが出ているのかと思ってた……。