華ノ御神刀

□出会い
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「始めまして。私"こんのすけ"といいます」
ふと、夜中に奇妙な狐の彼は現れた。
何の用かと思いたずねたら、
"日本もとい、世界を救う"為に、審神者(さにわ)と呼ばれる者を選ぶんだそうだ。
その候補の中に、私も含まれているんだとか。
『こんな夜中にわざわざどうも。』
「夜分遅くではあるのですが、今から試験を行いますので、
付いてきていただけませんでしょうか?」
こんな遅くに?そう思った直後、
「こんな時間に?とは思いますが、
つい先程、今までに居た審神者様が全て
亡くなられてしまわれましたので、
急ぎを要しているのです。」
、、、なるほど、そんなに大変なのか。
「時代遡行軍が何処から現れるのか、分かりませんが、
先程亡くなられた方の最後の言葉には、"見えない何かに襲われた"と」
『!?!?!?』
それを聞いた私は、何も言い出せなかった。
「審神者候補様には、御自身で、
試験に出向くか否かお決めください。」
『それって、出向かなかったら、どうなるの?』
「どうにもなりません。他の審神者候補様が審神者様になられるだけです。」
『、、、』
私は、少し黙り込む。
先程の"見えない何かに襲われた"というのが、引っかかる。
もし、私の知っている"あれ"ならば、きっと、私のようなものしか、対処が出来無いだろう。
『私も参加するよ。もし、素質が無くても、もしかしたら、手伝いできるかもしれない。』
「かしこまりました。では参りましょう。」
そういって、こんのすけは不思議な空間を生み出した。
「本来なら、特定の箇所のみですが、今回は急ですので特例を頂いております。」
そういって、通るように促す。
私が足を踏み入れた瞬間、強く光だし、私は、目を閉じた。
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