血の夢
□目を開けたら別の場所ってさ・・・
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飛んでいたと思う意識がゆっくりと浮上する。
なんか柔らかいものの上にいる・・・一応言っておこう・・・
別に二度寝したわけじゃない!結果そうなったとしてもこれは不可抗力だ!
このまま寝たままなのもよくない気がして起き上がった。
「・・・・・・・・・・・・?」
一番最初に見えたのは猿あんまり見たことの種類だと思う。
「・・・・・・・・・・・・」
顔を少し上げると糸目のゴーグルを首にかけたお兄さんが見えた。
「あ、起きましたね。大丈夫ですか?」
「・・・・・・・・・・・・はい」
にこにこと優しそうな笑みのお兄さんになんか和んだ。
「なんか・・・」
「はい?」
「お兄さん見てると安心する・・・」
「え?あ、ありがt「陽菜−−−−−−−−−−!!」うわあ?!」
エンジェル糸目君との楽しい時間は一瞬で終了しましたよ・・・
「よかったあ!ごめんねマジで!巻き込むつもりはなかったの!
ただ少し迷惑かけようかなっt「しばくぞこら」ごめんなさい・・・」
許さん、こいつだけは許さんぞ・・・!キム納豆トーストの恨み!
「お〜おはようさん、わりいな巻き込んで。今度なにかおごってやるよ」
「・・・許そう」
「私は?!」
「えっと・・・元気そうでよかったです」
頭に猿を乗せたエンジェル糸目君が少し困っている。
てか誰だこの人
「む?起きたか」
ガチャリと扉が開いて入ってきたのは2メートルはあると思う大男・・・
後ろからは顔に傷のある男の人と、銀髪褐色のお兄さん、それから眼帯金髪のお姉さま
「・・・・・・・・・・・・どなた?」