血の夢

□平穏はすぐに終わるもんで
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無視すると後が面倒くさいのでとりあえずでる。
「もしもー『あー!陽菜!今すぐ助けに来て!』・・・・・・は?」
うん、待とうか・・・なにがあった

『なんかね?佑月と一緒にいたらゲートが開いてね?ズルってなって気づいたらヘルサレムズ・ロッドにいて「佑月に代われ」わかった・・・』
いきなりいわれてもわからん。
ゲートがどうだかヘルサなんちゃらがどうだかかわれても、わけわからないこと言われても困る。
『よう、さっきので理解したか?』
「さっきので理解できるほど頭良くないから・・・まって、あんたたちは誰と一緒にいるの?」
二人だけだと思っていたけど、どうもそうじゃないらしいぞ?
なんか「いん・・・ま」とか聞こえたし
『あーーー・・・簡単に言えば、俺ら今、”血界戦線”っていう漫画の世界にいるんだわ』
「へ〜・・・・・・What?」
遂にこいつの頭おかしくなったか?
どうしろと?漫画の世界っていうことは異世界っていうことだよね?
電話されても困るわ?
『まあ、ライブラのリーダーさんに代わるな』
「はあ?!まって!変わられてもこm『もしもし?』あ、はーい・・・こ、こんにちは〜〜〜」
アンにゃろう・・・いきなり代わりやがって・・・後で覚えてろよ?

「・・・簡単にいうと今二人がいるのは元ニューヨーク、今がヘルサレムズ・ロッドっていう都市で、貴方たちのお世話になっているんですね?」
『うむ・・・すまない、君の大事な友達をわれわれの仕事に巻き込む形になってしまって・・・』
「い、いや!まったく問題ないんで!」
リーダーさん・・・クラウスさんめっちゃ腰低いなおい!
そんなんじゃ世間わたりにくいでしょうに!

『ところで・・・君に電話をした理由なんだが・・・』
「あ、はいはい、なんでしょ・・・」
『もしかしたら、そちらでもう一度、ゲートが開く可能性があってね。用心してほしい』
「・・・・・・」
『もしもし?』
「・・・・・・すいません・・・クラウスさん・・・アウトかもしれません」
『なに?・・・!これは!』
おっと、クラウスさんのところにも何か出たか?
でも今は目の前のことで精いっぱいなんだよねえ・・・
なんか目の前の空間がパックリ割れてるんだけど?
どう見てもアウトじゃね?
我ながら冷静に分析しているなあ
いきなり強く光りだしたその空間に思わず目をつぶった
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