先導者
□Ride:9 結果と決勝戦へ
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そう君はこのチームに、櫂に相応しく無い!」
「!……っ!」
アイチにそれだけを言うとレンはミサノ達の所に戻る。
「キョウは?」
「本部へ帰らせました、予定通り順調に勝ち進んでいます。」
「ほかのチームも全員全戦全勝です。」
「そう。 (僕達がどれ程のものになったのか決勝を見て、君も思い知るがいい櫂……………)」
「会場の外に車を呼んでありますので本部へと戻りましょう。」
ヒロミがそういうと全員が会場を出てフーファイター本部へと戻っていく中、
ミサノはとある事を考えていた。
『(全国大会が終わったらお祝いも兼ねて遅いけどアサカちゃんの誕生日パーティーしてあげないとね…)
ヒロミちゃん、後でちょっと相談があるんだけどいい?』
ミサノがそういうとヒロミは不思議に思いながら了承し、本部に着くとそれぞれ解散になった。
「じゃあ、僕は部屋に戻るから後はよろしくお願いします。」
「「「『はい、レン様!」」」』
『テツ、アサカちゃん、私とヒロミちゃんも部屋で話があるからキョウの事は任せるね?』
「「はい」」
レン、ミサノ、ヒロミはアサカとテツに後の事を任せ部屋へと戻っていき
ミサノは自分の部屋にヒロミを通した。
「相変わらずこのファイト練習フロアは凄いね;
アーちゃんの部屋のフロアも凄かったけど。
で、話って?」
『うん、明後日の決勝戦が終わったら次の日全国大会優勝のお祝いを兼ねて
アサカちゃんの誕生日パーティーをしてあげたいなって思ってね。
最近全国大会の事とかいろいろあってできなかったでしょ?』
「そういえばそうだったね;
いいよ、アーちゃんの誕生日パーティーやろう!!」
『よかった!じゃあ私はレン様に許可頂いて来るね!』
「私も一緒に行くよ。」
部屋から出るとコーヒーと軽食&書類を用意してレンの部屋に向かうミサノとヒロミ。
「失礼します、レン様コーヒーと軽食をお持ちしました。」
「ありがとう。」
『あとこれは追加の書類ですわ
全てレン様のサインが必要なものです。』
「まだあるんですか…。
はい、これ終わった書類ですお願いしますね。」
『ええ、ちゃんと保管しておきますね!
レン様、少し休憩なさって下さいお疲れになったでしょう?』
ミサノがそういうとレンは「そうですね」と言い上着を脱ぐ。