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□いざ!ハンター試験へ!
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クジラ島でゴンと約束をしてからもうすぐで4年になる。今は12月の下旬。
来年で12歳になる私は、着々とハンター試験への準備を進めていた。
でも私は生まれ持った才能がないから、筋トレをしてもすぐに疲れて寝たり、飽きてしまうのだ…。
お母さんとお父さんは、私とゴンがあの日約束知っていたので了承はしてくれた……が
「レスティア、今日買い物をしていたらお隣さんと会ってね…」
そう言うお母さんはとてもつらそうに見えた。
「ハンター試験は大の大人でも死ぬかもしれない、すごく危険だそうじゃないか」
お父さんは訝しげにそう言う。
「大丈夫だよ!!危険だと思ったら自分の身は自分で守るよ!
それに…」
「えぇ、わかっているわ。ゴン君との大事な約束で破ると針を千本も飲まされるのよね。」
と、微かに笑いながらお母さんは言った。
お母さんが微笑むと同時に、硬かったお父さんの表情もやわらかくなった。