短編

□踏み出す勇気
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『数学の1点とか逆にどこがあってたんだろう』






「不思議だよね」





2人で見ながら話してると





突然後ろから何か殺気のようなオーラが伝わってくる






「2人して何を言っているのかな〜?」





後ろを振り向くとヤンキー顔負けの睨みをしている白石…もとい黒石さんがいた





『うわ、まいやんが黒石さんになってる』





「さっき言ってたのはなにかな〜黒沢クン」






『いえ、何も言ってないです!』






うわ、いつも何が起きても動じない蒼がすごい震えてる





「橋本サンも何か言ってなかったかな?」






笑顔が怖いよ…黒石さん





「さぁどうしようかな〜」






このままだと命の危険が、そう思ってると






『ななみん、逃げるよ!』






蒼は私の手を掴んで楽屋をでた
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