短編

□踏み出す勇気
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しばらく走っていって






『はぁ〜死ぬかと思った〜、ななみん大丈夫だった?』






「うん、ありがと」






あ、今蒼と手つないでる。






そう思うとなんだかドキドキしてきてじっと眺めてた






『ごめんごめん、勝手に手繋いじゃって』






ずっと見ていたせいか手を離された






『まいやんのこと怒らせちゃったな、どうしよう』






「大丈夫だよ、謝れば許してくれるでしょ」






『うーんでもなー。おっ』







歩きながら考えてると自動販売機の前に来た





『さっきまいやん飲み物欲しいって言ってたから買ってあげるかー』






「財布持ってきたの?」






『うん、なんかポケットに入ってた』





確かまいやんってコーヒー飲めなかったよね?って聞いてきた





そうだよって答えながら心がチクチクしてくる






蒼はメンバーのことはよく知ってるし優しいからこういうことはよくあるけど






みんなに優しくしないで欲しいなぁなんて思ってしまう。







彼女でもないのに私ってめんどくさいな
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