長編
□旅のスタート
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ル「それじゃあ、新しい仲間に、乾杯だ〜!!!」
「「かんぱ〜い!!!」」
あれからゴタゴタあったけど、最終的にはルフィの勢いに負けてみんなわたしを受け入れてくれた。
『改めまして、名無しさんといいます。ご迷惑おかけすると思いますがよろしくお願いします!』
信じられない。
わたし、本当に麦わらの一味に入ったんだ……
ただの漫画と思っていた世界にわたしは今いるんだ。
ありえないことだけど、これが現実。
わたしがこの《仲間》に何をしてあげられるか、与えられるかわからないけど、わたしはこの命に代えてもみんなを守る。
それくらいしか…今のわたしにはそれくらいしか……
ウ「おいユナ?」
『…え?』
ウ「なにボーッとしてんだよ!」
『あ、ごめんごめん!ちょっとまだ信じられなくてさ。みんなの仲間になれたことが。』
ウ「そうなのか?それじゃあ、おれ様の幹部にしてやる!」
『それは遠慮しておきます。』
そんなわたしたちのやり取りをみてみんなが笑った。
わたしも笑った。