☆あの瞬間キミに恋した☆第1部完結
□第2章
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そして学校に着いた。
「紗羅〜〜、おはよ〜〜〜」とマリが言う。
「マリおはよ〜」
「櫂斗君もおはよう」
「七瀬さんおはよう、今日も綺麗だね」と櫂斗は、さわやかな笑顔で言った。
コイツ、また言ってるよ。
まったく。綺麗な子には、これなんだから・・・。
私にも、少しくらいは優しくしてくれてもいいじゃん。
でも、櫂斗が急に優しくなるってのも、逆に怖いような・・・アハハハハ・・・。
「ありがとう櫂斗君」とマリは嬉しそうに言った。
「紗羅、俺先に教室に行くからな」と櫂斗が言う。
「お先にどうぞ〜〜〜」と私は櫂斗に嫌味っぽく言った。
それからマリは小声で私に聞いてきた。
「昨日は、どうだった??まっ!今日もだけど」
「は??何が???」
「アンタ何がって、櫂斗君に決まってるじゃない」
「別に・・・何もないよ」
さすがに、例の件はマリにも言い辛いしね。マリに言ったら、また色々とツッコまれそうだし。
「本当に〜〜??何か怪しい・・紗羅、私に隠し事はダメだからね」と鋭い目つきでマリは言った
うっ!!!怖い、ダメだ。マリには嘘はつけない。仕方ない素直に言うか・・・。
「わかったわよ!!ちゃんと言うから、ねっ!マリ」
「ふふふっいい子ね!紗羅」
はぁぁ、マリってうちのお母さんより、ある意味怖いかも。
それから、私達は教室に向かった。