ココロの詩

□ココロの詩(うた)1
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「ねえ、君はナミ?僕のことをナギって呼んでたよね?僕と君はどういう関係?」

「...那岐、記憶がないの...??」

僕は頷いた

「じゃあ、私が記憶探しを手伝ってあげる!ねえ、明日は月曜だから学校あるし、学校行ってみない?」

「僕が通っていた学校って?」

「私と同じ咲良高校だよ、私は二年C組で、那岐が二年A組、那岐はサッカー部に入ってたんだけど、サックスっていう楽器吹くのがうまかったんだよ!」

「ふぅん、で、ナミは?」

「そっか...記憶ないんだからね...
私は境 那美吹奏楽部に入ってて、楽器はトランペット!得意な教科は家庭と国語、苦手な教科は英語と社会なお茶目で可愛い那岐の妹だよ!」

そして、彼女は「よろしく」と言って手を差し出してきた、僕はそれに応じるように手を伸ばし、握手が成立した

「...那岐、普通触れないよね、幽霊と人ってさ...」

と不思議そうな顔をされて終えた
僕の記憶探しの第一歩となった日、明日は学校に行って探してみよう、仲の良かった友達も居るかもしれない

自然、僕の顔はにやけていた
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