アベンジャーズ-超人に憧れて-

□2.ドイツ…VSロキ
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〜シールド長官室〜
コンコン
「…入れ」

「失礼します」

「・・・失礼します」

「何で清夜はそんなに嫌そうなんだ」

「なんかこう言うところって苦手なんですよ」

俺とスティーブさんとトニーさんは三人で長官室に入った、そこには先客が2人ほどいた女の人と頭の良さそうな人だ

「子供…?」

「いつからシールドは託児所になったのかしら」

「・・・・・」

「お、落ち着けよ?清夜」

焦るトニーさんに対して俺は驚く程冷静だった

「初めまして、俺は清夜・佐藤…あんた達の変な妄想事に付き合わされてる中学生だよ」

猫を被らずに喧嘩を売れるくらいにはね

「あはは…よろしく、僕はブルース・バナーだ」

「中々言うじゃない…ナターシャ・ロマノフよ」

俺達が挨拶をした後ニックはドイツでの任務内容を話し始めた

「君達はロキを捕まえる事を最優先にしてくれ、そして4次元キューブを回収するんだ」

「ロキって奴はそんなに手強いの?」

俺はニックに質問した、ここにいる5人全員じゃないと倒せないのか?そう言う意味を込めて

「強いなんてもんじゃ無い…彼奴は私達を倒した挙句に仲間を洗脳した」

「ふ〜ん…」

「ドイツに着いたみたいだ、力を合わせて皆んなで世界を守ろう」

スティーブはそう言って長官室を出た

「力を合わせる…ねぇ?」

俺もそれだけ言ってスティーブさんの後を追うように部屋を出た

「やれやれ…本当に大丈夫なのか?」

「安心して下さいよ…僕の親戚だ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜ドイツ〜
「ドイツか〜…ソーセージくらい食べてもいいよね?」

俺はリュックに財布とかを詰めた後、ドイツへ降りた…1人で

「ん〜…先ずは何処から行こうかな」

俺は携帯のマップを頼りに街を歩いていたんだけど

「此処から1番近い店は…「ドガァン!」うわっ…なに?」

突然広場あたりから大きな爆発音がした、そしてその中心には男が1人…随分と変わった服装してるなぁ

「さぁ!ひざまずけ地球人どもよ」

「まさか彼奴がロキ?」

「ん?おい貴様…何故私に媚びぬのだ」

俺の存在に気づいたロキはこっちに近づいてきた

「媚びるって?何で俺があんたに媚びなくちゃいけないのさ」

「ふん…愚か者めが、貴様は死ね!!」ブン

ロキが杖を振りかざすと光が集まり始めた

「思ったより発射速度は遅いんだね」ガッ

俺はロキの杖を蹴って距離をとった

「ぐっ、私の攻撃の前に動いただと!?…貴様、唯の地球人じゃないな」

「そうだよ?俺はあんたを捕まえる為にわざわざ日本から来たんだ」

「こしゃくなぁぁ!!」

ロキは俺に向かって光線を放った

「こんな攻撃…「ガキンッ」うわっ!なに、この盾」

俺が避けようとすると目の前に丸い形の盾が…しかもロキの光線を防いだ

「清夜!大丈夫か?」

そう言いながら青い衣装を着たスティーブさんが此方に向かって走ってきた
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