アベンジャーズ-超人に憧れて-

□7.船上での戦い
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〜自室〜
「・・・はぁ」カチャッ

俺は自分の部屋に戻ってコーヒーを飲んでいた…時間は夜中の3時だけど

「なんだろう…また大変な事が起きそうな気がするな〜」

どことなく他人事のような感じで呟きながらおかわりをしようとまたカップを持って立ち上がった…その時

コンッコン
「ん?こんな時間に誰だろう」

ガチャッ
「やぁ、夜分遅くに失礼するよ?」

俺がどうぞと言う前に入ってきたのは俺の親戚のトニースタークだった

「ふふっ…勝手に入るならノックは要らないんじゃない?」

「まぁ形だけでもと言うやつだよわかるだろ?」スッ

トニーはそう言うと俺に可愛い小箱を渡してきた

「ん?わぁ!マカロンだ〜ありがとトニー」

「貰い物だったんだが気に入ってもらえて良かったよ…所で」

箱の中身は有名なお店の美味しいマカロン、丁度コーヒーもあるから2人で食べよう、そう思っていたのに

「君はどうしてこんな時間まで起きているのかな?」




「・・・・・」

「・・・・・」

「…ねえ?トニー?」

「…ん、なんだよ」

「何で俺達は一緒にベットの中に?」

あの後今の時間と積み上げられたコーヒーの袋の山をみたトニーは直ぐに俺を担いでベットに潜り込んだ

「僕が自室で資料を読んでいたらまだ清夜の部屋の明かりがついてると教えてくれたんだ、フライデーがね」

「フライデー?」

「あぁ…ジャービスの代わりだよ、このタワーのセキュリティを任せている

「ふ〜ん?それで様子を見にきたの?」

「あぁ…ついでに一緒に寝ようと思ってな」

「ふふっそれが目的でしょ?クマが酷い、最近寝れてないんだよね」スッ

俺はトニーの顔を見つめながら手を頬に置く

「っ!…酷い悪夢にうなされるんだ」

「悪夢…」

「この歳にもなって恥ずかしいんだがな」

トニーは教えてくれた…ソコヴィアに行った時にやけにリアルな幻覚を見たと、そこにはトニー以外の生存者が居なかったらしい、俺やアベンジャーズのみんなが

「・・・・・」

「もちろんそれが現実だとは思っては居ない…だが瞼の裏に焼き付いているのか頭から離れないんだ」

「トニー…話してくれてありがと、大丈夫だよ?大丈夫だからね?」ギュッ

俺はトニーの頭を撫でた後優しく抱きしめた…彼が泣いていたから

「っ、すまない…」

「謝らなくて良いよ…トニーは俺の大切な人なんだから」

「っ、清夜」ギュッ

トニーは俺を抱きしめながら眠った…幸せそうな顔をしながら

(んんぅ…清夜)

(大丈夫、俺はトニーの前からいなくならないからね?)
 

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