NARUTO〜2度目の人生〜
□人生の終わりと始まり
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此処は木の葉隠れの里周辺の森…今ここには忍び同士の戦いが行われていた
〜森〜
キンッガキッカカッ
「っちきしょう!先生はまだ来ねぇのかよ!?」ガッ
「無駄口叩いてる場合か!前向け前」バキッ
余所見をするオビトを援護するカカシ…リンはクナイや手裏剣を器用に使って戦闘をしていた
「へっこんなガキ共とっとと殺して里に帰るぞ」
「…あぁ、お前もしっかり見とけよ桃地」
「ウス…(俺とあんま年変わんねえ奴等じゃねぇか)」
「頑張って2人共!もう直ぐ先生が応援を呼んで戻ってくれるから」
ボフン!!
「何だ!?煙幕か?」
「チィ!このタイミングで新手か」
「やぁ、無事かい3人共…間に合った様だね」
「ミナト先生!!」
ピンチを駆け付けたのは3人の担当上忍である波風ミナト…のちに四代目火影になる男
「よ!お前等…って酷ぇ顔してんな」
「相変わらず…が抜けてんじゃない?アス君」
俺は従兄弟の猿飛 アスマ、まぁアス君って俺は呼んでるんだけど2人で助っ人に来た…団子を食べてたらミナトさんが手を貸してくれって突然やって来たんだ
「アスマにオグルか…足だけは引っ張んなよ」タッ
そう言ってカカシは戦闘に戻ったアス君も付いて
「さて、と…俺も闘わないとね?」シュン
3人が加わり戦況が変わった時…悲劇は起こった
「水分身の術!!」ボフン!
「チッ水分身だぁ!?」
「幾ら何でも多過ぎだろ」
アスマとオビトが本体を捜している時に背後に刀を持った四人目が…
「(あれは…!)2人共、危ねぇ!!」ザシュ…
「痛って〜何しやがんだっ、て、は?…オグル?」
「あは、は…しくっちゃった?」
痛みが無い…真っ二つにされたら痛覚が無くなるみたいだ
「おい…嘘だろ、オグルの体が分かれてやがる」
敵3「お前等!今の内だ、逃げるぞ!!」
動きを止めた木の葉の忍から逃げ出す霧隠れの忍達
「…止めを刺しに行こう、カカシ、リン、オビト」
「…は、はい」
「先生…でもオグルが」
「そうだぜ!彼奴はまだ助「オビト…すまねぇけど、流石に、無理」オグル?」
「ははは…ゴメンねカカシ、結局足引っ張っちった」
「…別に」
「…ゴメンよオグル、さぁ3人共行こう?これは任務だからね、アスマはオグルの最後を看取ること、いいね?」シュ
「…グスッ済まねぇオグル!」ダッ
「ばいばい…オグル」タッ
「…オグル」
「カカ、シ<ニコッ>」
「っ!?…くっ」ボフン
こうして森に残ったのはアスマと俺、そして再不斬の3人だけになった…
「…(再不斬がいる、幻かな)」
「…チッ」