ストーブリーグ〜力を合わせて

□1話ドリームズに吹く新たな風
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〜ドリームズ、オフィス〜
さぁ!本日で今季のプロリーグは最後の試合となります、対戦表は今年も最下位になってしまったドリームズ対2位のバイキングスです!!

「・・・いよいよね」

「はい、何とか最後は勝ってもらってファンには喜んで欲しいです」

「・・・zZz」

「ちょっと…轟 敦也!?」

「っ!?・・・はい?」

「今、寝てた?」

「いいえ?寝てませんよ、セヨンさん」

「うそですよね?だっていび「黙れジェヒ」酷い!」

俺は敦也、このドリームズで働く唯一の日本人だ

「まったく…今日の仕事は終わったの?」

「もちろんですよ…今だって本当なら家に帰れてるのに」

「文句言わないで…ドリームズの最後の試合なのよ?」

「はぁ〜…期待したって無駄ですよ」

「結局これで4年連続最下位ですもんね」

「あんた達!!」

俺とジェヒがドリームズのちょっとした悪口をこぼすと昔からの大ファンであるセヨンさんがキレた

「やっば!…ジェヒ、後は頼んだ!!」ダッ

「え!?ちょっ、敦也さ〜ん!」

「ったく…あの走り、流石は野球選手だわ」

「と言っても試合には出てないですよね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜球場〜
「はぁ…チーム長の短気には困ったもんだ」

俺はオフィスから逃亡できたついでに生で試合を見ようと球場に出てきた

「小腹が空いたし今日はドンギュバーガーでも食べようかな?」

売店の方に向かうとそこには

「・・・・・」

スーツ姿の男性が1人メニュー表を見つめながら立っていた、取り敢えずその人の後ろに並んだんだけど

「あぁ…すみません、つい悩んでしまって」

「あはは、別に大丈夫ですよ?気にしないで下さい」

俺に気が付いたのか順番を代わってくれそうになったから大丈夫だと伝えたんだけど

「あの…ここの一番人気は何のメニューですか?」

「え…やっぱりうちの看板打者のドンギュバーガーじゃないですか?」

「(うち?)なるほど、じゃあそれにします」

そう言って彼はハンバーガーを注文したんだけど

「2つ?誰かの付き添いで来てたのかな?」

そんなことを考えていると

「どうぞ」

「え?」

彼が頼んだハンバーガーを1つ俺に渡してくれた

「悩んでいた所を助けて頂いたので…」

「いや、いいですよそれくらいの事で」

これが俺とGMとの最初の出会いだった

(でも買ってしまいましたし、1人で2つも食べられません)

(う…わかりました、有り難く頂戴します!)

(良かった…では僕はこれで)

(あの…)

(?はい)

(良かったら一緒に観ませんか?)

(何故です?)

(見たところ初めてっぽかったので…ルールを知ってる人がいた方が安心するかな?って)
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