3代目JSB〜佐藤大樹の弟!?〜
□2.…色々な出会い
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〜数日後、トレーニングルーム〜
「…138、139、140」
「頑張れ〜後10回だぞ?」
「はい!141…」
俺がEXILEグループに加入して数日が過ぎた…LDHのホームページを見ても俺は?マークのついたシルエットだけ
「149、150!…はぁ、はぁ、疲れた〜」
「あはは、お疲れ蒼樹〜」ギュッ
「ぐぇっ…重いですよ登坂さん」
俺は今三代目の皆さんとトレーニングをしていた…取り敢えず俺の所属チームは三代目JSBになった、取り敢えずって言うのには理由があって
・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜数日前、会議室〜
「蒼樹、お前のチームが決まった…お前は」
「はい…」
「三代目JSBに入ってもらう!」
「三代目ですか…て言うことは」
「やったな蒼樹!俺達と同じチームだ!」
そう言って岩田さんが此方にやって来た、他のメンバー達も
「此れからは色々と頼むで?関西弁仲間が増えて嬉しいわ〜」
「よろしくな?蒼樹」
三代目の皆さんはまるで自分の事のように喜んでくれた、それだけで俺の顔も自然と笑顔が浮かんで来た
「・・・まだ話は続きがあるんだけど、いいかな」
ヒロさんの話に続きがある、つまり他のチームにも入ると言う事なんだけど
「続き…ですか?」
「あぁ…蒼樹には歌唱力もある、偶然軽音学部のボーカルをしていた動画を見つけてね、君にはEXILEグループの歌を毎回どのチームのコンサートでも特別ゲストとして歌ってもらう」
「どのチームでも…?」
「あぁ…大変だとは思うが「やります」えっ?」
俺は直ぐにやると答えた…余りの早さにヒロさんは口をぽかんと開けていた
「俺、歌うの好きですし…確かに大変だとは思いますけどお客様を喜ばせたいんです!」
そう真面目に言うと山下さんが突然腹を抱えて笑い始めた
「ブハッ!…さ、流石はU○Jでバイトしとった奴やな〜、お客様第一やん!」
「そ、そんなに笑わなくても…」
「引き受けてくれるか…ありがとう、蒼樹、そして、此れからよろしくな?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜現在〜
「あ〜…シャツが汗でビショビショだよ」グッ
俺は着替えるために服を脱いだ
ガチャ「お〜い、蒼樹は居る「はい?」か・・・」
トレーニングルームにやって来たマキダイさん、俺がシャツを脱いだまま返事をするとなぜか無言になった
「・・・・・」
「あの…マキダイさん?」
俺は無言になったマキダイさんに近づいた、身長は俺の方が低いから自然と見上げる形になったけど
「っ!?…いや、何でもないよ」
マキダイさんは一度咳をすると肩に掛けてたタオルで汗を拭いてくれた
「あ、あの…マキダイさん?」
「ん〜?」
「俺、自分で拭きますから」
「いいからいいから(蒼樹の髪の毛…すごく柔らかい)それで話なんだけど、今日の夜に蒼樹の歓迎会をしようってなって、それのお誘い」
「本当ですか!?ぜひ行かせて貰います!」ギュッ
俺はあまりの嬉しさにマキダイさんに抱きついた
「っ、じゃあ…また後でね!」
マキダイさんは話が終わるとそのままトレーニングルームを出た
(歓迎会、楽しみだなぁ〜)
(あ〜…ビックリした、まさか抱きつかれるとはね)