鳥居の先は……

□三話
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「私は一期一振。粟田口吉光の唯一の太刀ーー」



「つ、ついに……キタァァ!!」

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三時間半前、私は今日の側近である大倶利伽羅と共に鍛刀していた。



「さてと、今日はどんな配分でいこうかな?」



「どうでもいいだろ。俺は馴れ合うつもりはーー」



「はいはい、馴れ合わなくていいから仕事してくれれば」



「チッ」



今この子、主の私に向かって舌打ちしたよ⁉再教育の必要ありだね。



「大倶利伽羅……後でお説教決まりだね」



「なんで俺が!」



「わかった?」



「…………わかった」



「わかればよし!さて、やりますかね」








「3時間20分?」



「半端だな」



「そうだね、初めてだよ。さてさて、誰が来るのやら……。
誰が来るにせよ、取り敢えずみっちゃんの手伝いに行きますか。今日は遠征で歌仙がいないから大変だろうし」



「そうだな……」

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そして、冒頭に戻る。



「きた、きた、きた、きた、きた、きた、きた、きた、来たぁ‼」



「うるさい」



「だって、一期一振だよ!レア4だよ⁉」



「はぁ……そうかよ」



「ようこそ、一期一振!薬研達も喜ぶよ。
早速歓迎会の準備しないと!大倶利伽羅、悪いけど後よろしく!一期一振に本丸案内してあげて」



「は!?お、おい!」



我が本丸初のレア4は一期一振でした!











(あ、あの……)(はぁ……案内する)(ありがとうございます)



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