鳥居の先は……

□六話
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〉夕方




鶴丸は夕御飯を目の前に驚いていた。



「こりゃ驚いた…。
みつ坊、これはどうゆう事だ?」



「つ、鶴丸さんのご飯、全部真白」



五虎退が驚くのも無理は無い。鶴丸の目の前にはご飯、味噌汁、おかずがあるが、そのすべてが白一色で統一されているのだ。



「ああ、それは主からのリクエストであり、お仕置きなんだって」



「あ、主からの?」



そう言ってこちらを向いた鶴丸にニッコリと笑った。



「鶴丸には白が似合うからね、どうせなら食事も白に揃えてみたんだ」



どうかな?って聞けば鶴丸の笑顔がが引きつった。



「気に入ってくれたなら毎日作ってあげるよ」



留めにそう言えば、鶴丸の顔は真っ青にして頭を下げた。



「すまん!やり過ぎた事は謝る!許してくれ」



「 はぁ…、今度から悪戯は程々にしてよ?怪我をする子もいたんだからね 」



「許してくれるのか⁉」



「今回はね、次は無いからね」



「ああ!ありがとう」



そう言って頭を上げた鶴丸は満面の笑みを浮かべていた。



「良かったね鶴さん」



「フン、主の広いお心に感謝するんだな」



鶴丸に何かしら声をかける皆を見て思った。
私はなんやかんやで刀剣達に甘くて、皆が大切なのだと。










(皆、そろそろご飯食べようか)
((はーい))


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