〉夕方
鶴丸は夕御飯を目の前に驚いていた。
「こりゃ驚いた…。
みつ坊、これはどうゆう事だ?」
「つ、鶴丸さんのご飯、全部真白」
五虎退が驚くのも無理は無い。鶴丸の目の前にはご飯、味噌汁、おかずがあるが、そのすべてが白一色で統一されているのだ。
「ああ、それは主からのリクエストであり、お仕置きなんだって」
「あ、主からの?」
そう言ってこちらを向いた鶴丸にニッコリと笑った。
「鶴丸には白が似合うからね、どうせなら食事も白に揃えてみたんだ」
どうかな?って聞けば鶴丸の笑顔がが引きつった。
「気に入ってくれたなら毎日作ってあげるよ」
留めにそう言えば、鶴丸の顔は真っ青にして頭を下げた。
「すまん!やり過ぎた事は謝る!許してくれ」
「 はぁ…、今度から悪戯は程々にしてよ?怪我をする子もいたんだからね 」
「許してくれるのか⁉」
「今回はね、次は無いからね」
「ああ!ありがとう」
そう言って頭を上げた鶴丸は満面の笑みを浮かべていた。
「良かったね鶴さん」
「フン、主の広いお心に感謝するんだな」
鶴丸に何かしら声をかける皆を見て思った。
私はなんやかんやで刀剣達に甘くて、皆が大切なのだと。
(皆、そろそろご飯食べようか)
((はーい))