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□Awkward one_side love
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「な、お、と、さーん!!!」

突然後ろから叫ぶ声が聞こえた。
そして徐々に近づいてくるような…。

「ぐぇっ、」

「会いたかったです!!」

凄い勢いで背後から誰かに抱き締められた。
また、誰なのかなんてすぐに分かるけど。

「…っあ、ちょっ…っ、!」

スルリと服の隙間から手が入ってくるのがわかった。なにさりげなくセクハラしてんじゃボケ。

「…っ、痛…っ、!!!」

俺はセクハラしたヤツに拳を振るいあげた。痛そうに顔を歪める。

「何どさくさに紛れて触ってんだよ、岩ちゃん!!」

「いや、そこに直人さんが居たから…。」

何でにやにやしながら答えるんだ。
反省してねぇなコイツ。

「公共の場でそういう事やめろよ…。」

俺がそう言うと岩ちゃんは不思議そうに何でですかと言う。ただメンバーとリーダーがじゃれ合っているだけですよ?もしかして…と岩ちゃんは続ける。

「恥ずかしいんですか?」

「ちがっ…!!」


そう肯定してやろうと岩ちゃんの顔を見たら物凄いにやにやしていて残念な表情になっていた。なんだよその顔、腹立つ。

「いいじゃないですか、俺達付き合っているんだし。」

勿論メンバー以外は知らない。

「…そ、そうだけど…、」

「直人さんが気にしすぎなんですよ」


普段通りで、本当にそのままだと逆にバレちゃいますよ?なんて言う。分かってるよ?でもさぁ。限度ってモンあんじゃん?
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