オールマイティ

□ビクトリア💠ナーチ
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暗い宇宙空間で、ブラッセルとセイバーのファイターたちは絡み合いながら閃光を放つ。

ラウガ「おいっ ルフィー??」
ルフィー「まだだぜっ」

セイバーの旗艦を引っ張ってV隊はうろちょろと飛び回る。
ランドラの地表から高度500kmを秒速7.7kmで飛ぶ2基の巨大エアロスペース吉、ブラックトルーキンとビッグホーク。
ブラックトルーキンでは敵艦への攻撃射程距離を測る。

シート1「大隊長、入りました」
基長「よし、重スイマ主砲、分子破壊レベル58だ」
シート2「はい、クレーズ58……準備完了です」

主砲ドッグが次々と開かれる。グォォォォォォ 高エネルギーの圧力が高まる。

基長「敵艦隊、射程圏内フィット、ストライカーただちに後方へ離脱せよ」
ルフィーたち「ラジャーッ」

敵艦の周りをがっちり組んでいたダイヤモンド陣形を解いて、次々と離れていく。

Sコマンダー「よし、今だ!ナット波動型ミサイル連続発射!サニオン集結、左舷より全隊突撃する!」

ドゥゴゴゴゴゴゴォ

基長「スイマ砲はなてぇーーー!」

グゥゴゴゴゴォォォ

両者、砲撃のシャワーを浴びせあう。
ブラックトルーキン大打撃を受けて片側が破壊。
セイバー艦隊も半壊しながらも、サニオン攻撃機とともに信仰をやめず、突き進んでくる。

クレイン「EMS(エマージェンシーサイレン)だ!どうした!?何があった!?」

各基地でもサイレンが鳴り響き、大騒ぎだ。

ラディア「ランドラの間近までセイバーが迫ってます!エアロベースが激しく応戦しているようですが……」

ランドラ第一基地コントロールタワーでは、攻撃機を送り出しながらシールドの準備を進める。
セイバー機が猛スピードで大気圏を超えて侵入。

司令官「来るぞ!落とせ!V隊は何をやってる!トルーキン艦隊は通すな!ホークの攻撃まで耐えるのだっ」
基長「はっ!必ずここは死守しますっ」
シート1「第2突撃部隊、全機セイバー艦隊へ総攻撃、エアロベースを援護、ランドラへの侵入を阻止せよっ」

ブラックトルーキン、迫りくるセイバー艦隊に必死の攻撃を続ける。

スキャルバ「わかってるってぇ!イヤッハァ〜!しっかし動きが止まんねぇ〜っ」
ルフィーたちも食い止めようとギリギリまで近づくが、避け損ねると狙い撃ちされて落ちて行く。

ガァァッシャーーーンッ

宇宙空間は花火大会のようだ。

タニア「ああー!チームの戦闘機が次々撃墜されてますっ!」
クレイン「なんであんなところで食い止めさせるんだっ!?入って来たって迎撃シールドがある……無駄に戦う必要なんてないのにっ」
レオン「……ランドラにゴミが落ちるでしょ?」
クレイン「ハァッ!?なんて!?第1ベースの司令官は何を考えてるっ!?セイバーの艦と一緒に死ねって言ってるようなものよっ」
レオン「わかってないわねぇ……司令官はタダでその地位にいられるわけじゃないんだから……惑星内にセイバーの旗艦なんて入れたらもう終わりよ。司令官クビ」―首を切って見せる―
クレイン「そんなことで……?そんなことのために、ルフィーたちは……」

激しい攻防が続くブラックトルーキン周辺、セイバー旗艦は惑星に突っ込んで行くというより、トルーキンの軌道にそれてビッグホークを狙っているようだ。

ルフィー「くっそぉっ!させるかぁっ!お前らどけえええ!!」グォォォォォ
ラウガ「マジかよルフィー💦💦R2O潰す気かぁ!?」

ルフィーは戦闘機ごと突進して行く。
光子砲機関を破壊するも、ズミトニウム合金のボディーは素晴らしく硬質でビクともしない。
ストライカーたち次々とセイバー艦艇に体当たり。シュュュシュュュドガガァァンッガゴゴゴォンッ

スキャルバ「おい、おい💦💦 タイミング見てけよ!曹長を本気であの世に送っちまうぜぇ!ひゃっはぁぁ〜ぃっ」
ルフィー「ったく!なんてかってぇヤローだっっ」ドゥォォォォンドゥオォォォォォォンッ

装甲機兵で飛び跳ねながらラウンドバズーカを撃ちまくる。

ラウガ「おいっ離れろっ!反動砲が来るぞっ!」
ルフィー「んなもん撃たせるかぁ!うおぉっ!!」―主砲にくらいつく―
隊員たち「隊長ぉっ」―みんなも離れず頑張る―
ラウガ「おいっ!バカッ!どけって!」

ラウガ機、セイバー艦の周りを旋回している。
レーザーは絶えず降り注ぎ、敵攻撃機を片付けながらルフィーたちを援護する。

司令官「よし、今だ。ホーク!レグルスを発射しろっ!敵に反動バルカン砲を撃たせるな!」
F基長「はいっ、わかりましたっ!いいか、巡航ミサイル用意……3基連続発射でセイバー旗艦を撃破する!」

ブィィィン
ドドドドドゥゥゥブシュュュン

次々とミサイルが放たれる。

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