オールマイティ

□NEXTgeneration love
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桜編1

数分前まで柔らかい朝の日差しが、東側の窓から、差し込んで、桃の金色の髪の毛がキラキラ輝いていた。
その頭の下の手を寝ぼけながら、はずし、向きを変える桜。
陽が昇ると、やっとゆっくり眠れる、と、最近深夜族の桜は、背中をむけて、起きる気はないようだ。
腕枕のなくなった、桃は、うっすら目をあける。
「そろそろ、起きるかな〜」
でも、まだ、お布団からでたくない〜
こんな時は、あれでも〜と、マルチ携帯データシステムVi-6に手を伸ばし、ポチ
「っおいっ、なんで、ひとのVi-6とってるんだっ」
「いーじゃない、好きなんだもん」
Vi-6の中には、ちぃさな子供を囲んで、賑やかに笑っている映像が、いくつも入っていて、それをみるのが、桃の最近の楽しみなのです。

ここは、ブラッセル星系第4惑星スフィニーレノア。
士官学校の寮生のふたりは、人も羨む恋人同士、ではなく、両親が婚約破棄したので、くり上がりで婚約契約が決定してしまった良家の子息だったりします。

クレイン「なんで、そーゆー話になってんの( ˘ •ω• ˘ )」
レオン「いいじゃない、別に、お似合いだと思うけど…ニコニコ」
クレイン「そうゆう問題じゃないだろ!」
レオン「あなたが、先に地球で子供を作ってきたんでしょう?まあ、わたしは、かまわないんだけど、レイカー家と、セシール家の子孫繁栄と絆、わかる?ひいては、ブラッセルの未来もかかってる、いわば、政治的判断なの」
クレイン「はあ」
クレインの憂鬱は、いつものことながら、レオンちゃんに伝わることは、ないよーですねー(*´・ω・`)=3
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