オールマイティ
□クッキー🍪ストーリー
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「僕、実はゲイなんだ〜。」
マルモがポツリ言う。
キターーそんなことは前からわかっていた、お前がいつ言うかを待っていただけさ。
なんてことは言えないので、詩音は爽やかに微笑んで
「そうなんだ!別にマルモはマルモじゃん、なんもよ」
「..お前平気なの?あまり驚かないから逆にビックリした」
驚くわけねーだろ、誰が見てもお前はゲイだとすぐわかる!
「そんなことより、これで仲良くMixとか行けるじゃん楽しいな」
その上、店でもやりたい放題
詩音の頭の中は阿波おどり状態だ
「なんか複雑、僕すごいドキドキしてコクったのに」
こいつは少々神経質で臆病なところがある、好みの男が目の前に現れても、今まで一度も告白したことがないのだ。
「私たちが幸せになるには、勇気と努力だ!君は今日その一歩を踏み出したのだぞよ。」
「へぇー、、、」
マルモの冷たい視線が痛い。
斯くして詩音とマルモは望み通りセクマイ漬けの毎日が目の前に広がったのである。