White Beard Family

□White Beard Family7
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白ひげ海賊団船長白ひげの部屋の扉を豪快に開けるエース。
「親父!」
「なんだエース。騒がしいじゃねぇか」
白ひげの大きさにおチビさん大興奮。
「おぉー…おやじ、おっきいねー」
「なんだそのガキは」
「気が付いたら俺のベッドにいたんだよい」
「そそ、それで親父のところに連れて行こうって話になったんだよ」
「グラララララララっ!そりゃぁいい」
大きく笑う白ひげを見て、一瞬ビクリと体をこわばらせるも
白ひげがおチビさんを見てニカッと笑うと、おチビさんもニカッと笑う。
「名前はなんて言う」
「おチビさんはね、おチビさんっていうの」
「そうかそうか」
「あのね、エーシュがおやじおっきいよっていってたよ。
ほんとだね」
「俺が大きいか?」
「うんっ。きっとたくさんにゅうにゅう飲んだんだね」
マルコとサッチとエースが目を点にさせる。
いや、親父がでかくなった原因は絶対に牛乳を飲んだせいじゃないと思うけど。
っていうか、親父が牛乳飲んでる姿なんて想像できないんですけど。
っていうか、親父お酒しか飲まないんですけど。
「グララララララ!ちげぇねぇ!!」
げたげたと笑う白ひげに釣られ、おチビさんも笑うと
エースが笑い、マルコとサッチは苦笑した。
「マルコ」
「なんだよい」
「決めたぞ」
「何がだよい」
「こいつは俺の孫だ!」
「「「孫!?」」」
「まお?」
「バッカ、孫だよ孫!」
「まご」
「親父!正気かよい!」
「ちょうど孫もそろそろ欲しいと思ってたところだ」
グビりとお酒を飲む白ひげに三人は反論しようと思うが
脳裏に少しだけ、未来のビジョンが浮かぶ。
「お爺様!今日はね、マルたんが書類に追われてたから助けてあげたの。
それからサッチが新作レシピを考えてたから一緒に考えたわ。
それからね、エースが釣りに誘ってくれたの。ふふっ」
マルコとサッチとエースはお互いに目配せする。
「「「それはそれで悪くないかもしれない/よい」」」
「おチビさん!おめぇは今日から俺の孫だ!」
「まごー!!」
「今日から俺のことはじぃじと呼べ」
「じぃじー!!」
嬉しそうに笑うおチビさんが、白ひげの足に突進する。
そのおチビさんを優しく手で抱き上げると、豪快に笑う白ひげ。
「じぃじがおじいちゃんなら、マルたんパパね」
「よい!?」
挙動不審になるマルコ。
「シャッチがママ」
「え、俺ママ!?」
リーゼントが落ちそうになるサッチ。
「エーシュはにぃになの」
「おぅ!」
嬉しそうなエース。
「かぞくだね」
「あぁ、今日からこの船に乗ってる奴ら全員がおめぇさんの家族だ」
「かぞくいーっぱいだね」
手で大きくいっぱいとあらわすおチビさん。
その笑顔は満足げだ。
「…じぃじ、りっぱなおひげだねぇ」
無邪気なおチビさんに嬉しそうに笑う白ひげとエース。
そして、パパとママに任命され固まるマルコとサッチを
ナース達は見ていたそうな。
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