novel―短編

□社長と名探偵
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「しゃーちょーうー」
「...なんだ、乱歩」
「何かいい感じの、僕のやる気が出るような殺人事件ないのー?」
「...ざんねんだが、ないな」
「えー...なんで無いのさ...暇ーぁ!!」
「...」

これが社長と乱歩さんの日常の中で一番多いと思われる会話だ。
来た時からずっと気になってはいたが、あの2人はずいぶん仲良さげだ、まぁいいことだとは思うが...
太宰さんが前に言っていた社長と乱歩さんの関係とはこのことか、なんとなく納得だ
詳しくはまたあとで国木田さんに聞いてみよう

「あ?!菓子がなくなった!!」
「この新聞4コマ漫画載ってない!!」
「社長暇ー...」
「...乱歩、仕事をしろ」
「えー...」



まず僕は、この2人がいつまでも仲良く(でいいのかな?)していてくれれば、探偵社は安泰だなと思った

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