境界のRINNE創作(夢)

□元人間現悪魔の日常
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昔はよく言われていた。化け物とか、気持ち悪いとか。そんなの自分が一番知ってた。
家系は代々エクソシスト。神父とかのやつ。そんでもってアメリカ人。
私は仕事の都合で日本に住むようになっかたら、英語なんで“ハロー“とかいう挨拶程度のものしかできない。
けど、小学一年生になって現実を知る。どんなに日本語が喋れた所で、異国人・・外国人なんだと。

『外国人の癖に日本語しか喋れねーの?ダッセー!』

『日本人のフリしてんじゃない?』

『無理無理!金髪で水色の目ェした日本人なんていねぇもん!』

・・・なんて、よく言われたっけ。金髪・・という程濃くはない髪色だったんだけど。むしろパッとみ白髪に見えるレベルの金髪。目が水色なのは本当なので否定はできないが。
外見や出身以外でも嫌な事はあったが・・・・まあいいや。兎に角、毎日が最悪だった。

そして、高校二年生。私は飛び降り自殺で自らの命をたった。


・・・はずだった。


「え・・・・」

下の位置て団子結びを一つしていた金髪、水色の目には代わりない。服装は変わってた。学校の制服みたいな・・洋風の服。そして何より

「・・なに、この模様・・・・・・・」

反射的に模様がある頬に手をやる。特に異常は起きない。紫色の・・・蝙蝠の羽、みたいな模様。
そして私は自殺して死んだはずじゃ?
混乱を隠しきれない中、模様を見せる為、手鏡を渡してくれた女性が口を開く。

「輪廻の輪に不具合が起きちゃってねぇ・・貴方、もう転生したのよ。しかも悪魔に」

・・・・・へ?

転、生って・・・・生まれ変わったって事・・・・・?

「しかも悪魔に・・・!!?」

「そう、悪魔に」

女性は笑顔のような表情を崩さず、焦っている私とは対照的に、冷静に言葉を返す。
ど、どうすりゃいいの・・・悪魔って・・人を誘惑したりするあれだよね。迷信とかただの作り話の生物(?)だと思ってたのに・・その生物に自分がなるなんて。
折角死んだのに・・・しかも自殺で・・・・なんでこうなるの・・・・!
死んでも生まれ変わっても運の悪さは変わらないらい気がした。

「大丈夫よ。ちゃんと働き場所は見つけてあるから」

「え?は、働き場所って・・」

「悪魔のお着きにでもなりなさいな。貴方、生前は剣道してたのよね。・・竹刀あげるから、悪魔のお着きになるついでに、私の孫の様子も見てきてくれないかしら?」

「話が急展開過ぎじゃあ・・・」

ついていけない私。お構い無しに女性は言う。てかこの人の孫って・・この人結構、年いってたのか。
呑気な事を一瞬考えた時だった。

「それじゃあ、よろしくね〜」

「へ?え・・!?うわあああ!!?」

女性に物凄い力で投げ飛ばされた。人間じゃないみたい・・いや、此処はあの世っぽいし、もう死んでるから幽霊か?私は死んだのに意識はある・・・あれか。世に言うトリップとか・・・いやいやいや。私こんな展開の漫画知らない。

それはまるで、夢のような話とあり得ない日常の始まりだった。

設定↓
真白燐
この先、魔狭人の付き人になる少女。昔は剣道をやってた。家系は代々エクソシスト。幽霊やら妖怪やらは見えないが悪魔なら見れた。仕事の都合上アメリカから日本へ住むことになったが、燐が生まれたのは日本に来てから。その為、英語は殆ど話せない。この2つのせいで幼少期から苛められる。そして高校二年の時に飛び降り自殺した。輪廻の輪の不具合で早く転生し悪魔になってしまう。そのせいか昔の記憶が一部抜けている。
髪は簡単に言うと某刀剣の三条短刀みたいな。白いシャツに黒コート、黒ズボン(サスペンダーあり)にローファー。
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