山椒魚の日常

□愉快な仲間達〜ポートマフィア編〜
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●林太郎とエリスの場合


「林太郎、何時になったら仕事する心算(つもり)なの?」

「えー、今エリスちゃんと遊んでるから・・・もう少し後でかな?」

「それ先刻も聞いたよ。・・・ねぇエリス、林太郎で遊ぶのと俺とお茶するのだったらどっちがいい?」

「マスジがいい!」

「え、・・・(ガーン)」

「ということだから。エリスは貰って行くよ」

「鱒二まで非道い!!」

「・・・それなら早く仕事終わらせておいで、待ってるから」

「それ本当だよね?言質取るよ?」

「好きにしなよ」

「・・・判った、頑張って来る」

「マスジとのお茶楽しみー」

「そうだねエリス、俺も楽しみだよ。・・・林太郎も毎日真面目に働けばいいのにね」


→鱒二に構われたい鷗外とエリス、二人を大切に想っている鱒二


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●中原君の場合


「・・・鱒二さん」

「何?」

「最後に寝たの何時ですか」

「えーっと、(ひぃ)(ふぅ)(みぃ)・・・。ざっと五日前くらいかな?」

「何で仕事してんですか!?早く寝て下さい!!」

「でも俺が寝たら仕事停滞すると思うよ。林太郎仕事しないだろうし」

「(首領・・・・・・)」

「そんなに気にしなくても・・・。大丈夫だよ、慣れてるし。ごめんね中原君」

「・・・何がですか?」

「最近仕事大変なんでしょう?俺の事は放って置いてもいいんだよ?」

「そんな事したら、アンタ食事もしないし寝ないでしょうが!!」

「・・・・・・(否定できない)」


→不摂生を怒る世話焼きな中原と、大人しく怒られる鱒二


――――――――――

●紅葉さんの場合


「紅葉さん。何で俺が振袖着てるの?」

「そんなの私が見たかったからに決まっておろう!」

「・・・性別間違えてない?俺男なんだけど」

「性別を間違えておるのはそなたの方じゃろう?」

「・・・好きでこんな見た目してるわけじゃないけどね」

「それにしても、本に美しい見目じゃ。そなたには桜の柄が善う似合うぞ」

「そう、有り難う」

「次は何を着せようかのぅ?」

「俺は人形か何かか!」


→鱒二を着飾らせたい紅葉姐さんと、最近女装慣れしてきた鱒二


――――――――――

●梶井君の場合


「鱒二さん!!!」

「おや、梶井君じゃないか。何かあったの?」

「新しい化学式と数式を作ってみました」

「本当!?それは凄いね」

「そうでしょう?」

「うん、・・・わぁ綺麗。・・・あっ」

「鱒二さん?何かありましたか?」

「・・・此処間違えてるよ」

「あっ」

「惜しかったね。次も楽しみにしてるから頑張って?」

「はい!!」


→梶井と鱒二は理数系仲間


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●樋口ちゃんの場合


「鱒二さん!此方に芥川先輩来てませんか!?」

「えっ、来てないけど。・・・如何したの?」

「首領が呼んでいるんです」

「そっか、判った。林太郎には俺から云っておくよ」

「はい、お願いします!!」

「・・・芥川君が来たら本人に伝えておくから、君も部屋で休んでおいで」

「えっ、でも・・・」

「任務の後なんでしょう?今回もご苦労様。疲れてるのに女性が走り回るものではないからね」

「あ、有り難う御座いますぅぅ!!」

「ふふっ、どういたしまして」


→芥川に巻き込まれてる樋口と、気遣いの達人な鱒二




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