短編集

□背徳
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「っあ……そ、よぎっ…さっ……。」


『此処が良ぇんか?』


「ひぁっ…、だ……めっ////」


『ダメって言っちょる割に、えらい気持ち良さそうな顔しとるが?』


壁に押しやられ、手を頭の上で拘束されて身動きの取れない麻樹。

それを良いことに、麻樹の身体中を自分の好きなように弄ぶのは梵英心。

下はズボンも下着も脱がし、上はブラだけの状態。

空いている右手で麻樹の秘部に触れ、良いところを探りながら麻樹の耳元で話す。

その度に麻樹の体は震え、今では梵の支えがないと立てないという状態。

要するに、腰が既に砕けているのだ。


『いつも以上にイイ顔しちょる…。』


ご満悦な表情の梵。

指の角度を変えながら、麻樹の表情と喘ぎ声の変化を楽しんでいる。

それと対照的に、麻樹は余裕のよの字もなく、梵にされすがままになっている。


「もっ……む、りっ……。」


トロンと落ちた目に少し火照った頬。

汗で乱れた髪に荒れた息遣い。

梵の理性を崩すには、十分過ぎる。

いつもの麻樹からは考えられない程、今の麻樹は"女"の顔になっていた。

嫌と言いつつ、快楽を求めて腰が少し動いている。

身体は正直だ。

自分を求めているという事が分かり、余計に梵の中にある麻樹を自分で征服したいという独占欲がドロリと広がる。

自分色に染めたい。

自分のものにしたい。

こんな彼女の姿を、誰にも見せたくない。

ふと梵は、自分が大人気ないなと思って自嘲したが、それも一瞬だけで、麻樹の喘ぐ顔を見たら直ぐにその独占欲に全てを飲み込まれた。


『まだイカせんけぇ。もっと気持ちええことしたいんやろ?腰がさっきから浮いとる。』


「……っ!?///」


それを聞いた麻樹は更に顔を真っ赤にさせる。

図星のようだった。


『なんじゃ図星か。溜まっとったんけ?』


「それは…どっちの、ことですか……ひぁっ///」


『……ふっ、ほんとお前、そうゆう人のおもっちょる事はよぉわかる奴やな。』


「褒めてください…。」


『そうじゃのぉ。ご褒美でもやるけぇ。』


そう言うと梵は、急に麻樹の体をくるりと反転させ、腰だけを引き寄せて手を壁につかせる。


「ちょっ……梵さん!!?」


この動作で何かを感じ取った麻樹は、慌てて梵の方を見る…が、そのまま唇を奪われ深いキスを落とされる。


「んっ…ふぁ、ンァ……。」


『……(なんじゃあこのえっろい声。こなぁあ声出せるんかこいつ。)』


梵はその間にブラを外し、そのまま決して大きいとは言えない胸を揉みしだく。

無駄な肉のない引き締まった体。

普段見せることのない肌は白く、その肌に時たま見える内出血は、ボールが当たったものだろう。


「あんっ……////」


胸の頂を摘んだり引っ張ったり、変わる麻樹の喘ぎ声。

その度に梵のモノは確実に大きく硬くなっていく。

早くぶち込みたいという思いを何とか抑えながら、冷静を装いながら愛撫する。


「もっ……はやくっ。」


『!!?』


するとその時だった。

理性を先に失ったのは、麻樹の方だった。

思わず口から出た本音。顔が完全に、雄に飢える雌の顔に変わる。


それを見た瞬間、梵の中にあったものが全て崩れ落ちた。


『……もぉ手加減できんけぇ。お前が悪いんじゃぞ。』


そう言うと自分のものを取り出し、充分に濡れた秘部へと
ゆっくりと押し当てる。


「……ああっ!!」


『ゆっくり深呼吸せぇ。そしたらちぃとは楽じゃ。』


充分に濡れたと言っても、やはり最初はキツイもの。

麻樹の顔を伺いながら、ゆっくりとナカへ体を沈めていく。

ヌププ…という、生々しい音がまた、梵の欲を駆り立てる。


「……はぁっ、はぁっ、はぁっ。」


後ろ向きだから、今麻樹がどんな顔をしているのかは見えないが、恐らく堪らない顔をしているのだろうと、梵は思う。

普段絶対に見せない、女の顔。

その顔を知っているのは自分だけ。

これ以上ない優越感が梵の中を支配する。


『全部入ったけぇ…。』


「……う、そ。」


『こんな時に嘘なんて言ってどうするが。…まぁ、動かしゃ分かるか。笑』


すると心配になったのか、涙目でゆっくりと振り向いた麻樹。

そして小さく一言…。


「……やさしく、シて??」


『…お前ほんに今日可愛すぎ///』


破壊力抜群だったようで、思わず赤面する梵。

だが直ぐにいつもの冷静さを取り戻し、「任せろ。」と一言、頬に優しくキスを落としてゆっくりと腰を動かし始めた。


「ぁ、あんっ、ああっ…!」


『他の奴に、絶対にそがぁな顔見せちゃあいかんけ。』


耳元で囁き、耳を甘噛み。

生々しい水音と、肉と肉が擦れる音とが部屋に響き渡る。


「やぁっ…、きもち、いっ……!」


先ほどよりも声が甲高くなる。

感じている証拠だ。


『っ、あんまり締め付けるな、あほ。』


少し余裕が無くなってきた様子の梵。

だがその表情は快楽を感じ、満足そうな顔。

慣れてくると、少しずつ動きを早くしても麻樹は大丈夫そうだった。

寧ろ、そちらの方が一層声が良くなる。

動きが早くなるにつれて音も大きくなり、部屋中に更に響き渡るカラダとカラダが交わる音。

麻樹の秘部から流れ出る愛液。

気付けば足元に溜まる水。

それが2人の行為の激しさを物語る。


「よぎっ…さん、も…だめーー…っ」


『……イけ。』


梵も限界が近いのか、息も上がり、スパートをかけたように高速で腰を打ち付ける。


「イッ……くぅっ……あぁっっ!!!」


その瞬間、今日一に甲高い声とともにビクンと大きく跳ねた麻樹の身体。

梵はこれ見逃しにと、麻樹の腰をしっかりと掴み、結合部が離れまいと再奥に思い切り突いた。


『………っ!』


ドクッドクッと、麻樹の中に注ぎ込まれた梵のモノ。

直に感じる、下腹の生暖かい感覚。

麻樹は膝から崩れ落ち、それを倒れまいと梵は抱き抱える。

ゆっくりとモノを引き抜くと、そこからは収まりきらなかった白濁色の液がドロリと垂れ、太ももを伝い、何とも厭らしい光景に。

麻樹を完全に自分のモノにしたという支配感と満足感。

これ以上の快楽は無い。

まだ小刻みに震えている麻樹の身体。

だが麻樹の表情も、梵と同様に快楽に溺れた顔をしていた。


「……子供っ、出来たらどうしてくれるんですかっ!」


『そんなの、嫁に貰っちゃる。』


「……また冗談を。」


『嘘じゃない。お前との子が生まれるなら、そがぁな嬉しい事はない。』


「………!!」















******************


終われ!!!!!

まず全国のよぎ様ファンの皆様に謝罪します。
最後まで出来なくてごめんなさい!!!!
終わり方不明!!!\(^o^)/

初よぎ様夢で、まぁやらかしましたわ。


よぎ様は未婚設定です。
そして付き合ってる事はチームに秘密という設定。
とことん攻めるよぎ様が書きたかっただけ。

ほんとは既婚者でやろうと思ったんですが、よぎ様を不倫させたくなかった私の我儘で未婚にさせて頂きました。
まだその方が犯罪にはならないと思い…。笑


よぎ様、次は爽やかに作ろう!!!





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