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□あなたは生まれながらの転生を信じますか?
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鳥子の体が空と水平線の向こう側にふわりと舞い上がる。空の反対側には貼り付けたような夜の星が見えた。雲の切れ目に大地をゆく旅人たちの姿が見えた。ああ、もう一度皆に会いたい。もっと強くなって、皆を守れるだけの力が欲しい。オレには仲間がいた。違う、未来に環るんだ。自分にもまだ帰る場所があったんだ。こんなにうれしいことはない。
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