★Novels……★
□君と出会えて…(校正途中)
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そう、其れは本当に偶然の積み重なり。
釦の掛け違え。
一寸した事の擦れ違い。
廻り合わせの不都合。
季節を忘れた、狂い咲きの花。
そんなものだった。
偶然。
本当に偶然が偶然と重なった。
然し、其れを必然と言う者も居る。
そう。
其れは必然だったのかもしれない。
否。
彼は必然だと思った。
其れは彼が知ることが当然の事。
生れ出た瞬間に居る者の事。
それを今まで知らなかったのが不思議なくらいだ。
だから行こう。
必然だから。
そう。
此れは彼にとっての必然。
彼女にとっての必然。
いや、当然の事なのだから。
さぁ、行こう
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