本棚〜長編〜
□infinite
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ぶつかった衝撃は無い。
ハンドルもしっかり握っている。
無事を確かめる為にゆっくり目を開く。
そこは先程まで走っていた海沿いの道路ではなかった。
周りを見渡すと、そこには確かに海がある。
でも、違和感だらけだった。
アスファルトのはずの地面は木造になっており、ゆらゆらと揺れを感じ、潮風も肌にあたっている。
『……船の上??まさかね……。って、ソラ!!カイ!!』
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