本棚〜長編〜

□infinite
1ページ/8ページ




「なぁ、マルコ…。オヤジ…孫が欲しかったんだな…。」


「みたいだな…。あの顔見たら何も言えねぇよい……。」


ウンウンと頷く3人。



「おっと、こうしちゃいられねぇ。宴の用意をしに行くか。」


そう言ってサッチは船長室を出ようとした。


『サッチさん!私も何か手伝います!』


そう言う私の方を振り返った。


「いやでも今夜の主役だし…。」


「連れてけよい。どうせすることもないしな。」


「わかった。じゃあ、アヤメちゃん手伝ってくれ!」


『はいっ!』


子供達はオヤジ様に任せておこう。


というか、離してもらえそうにない。


私はサッチと共に部屋を出る。

.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ